Rikaz｜リカズ：Restaurant
2004. 12 / Nishiazabu, Tokyo

• デザイナーズ コンパクトショップ BEST 100：2006年12月に掲載


• プロデュース：IOTA
• 照明計画：Noosa Design
• 施工：大和田工務店
• 撮影：Nacasa & Partners

このレストランは、エントランスのある半地下にメインレストランと厨房があり、さらに地下には客席のみの空間がある。今回依頼されたのは、２フロアの内の半地下部分のエントランス、及びレストラン空間の全面改装である。半地下部分の客席面積は、69.89㎡で、形もうなぎの寝床の様に細長い。このような面積と形状だが、あえて空間を５つに細かく分けた。客が通る「アプローチ空間」、客を迎える「コンシェルジュ空間」、客が一息つく「ラウンジ空間」、客が食する「レストラン空間」、客がくつろぐ「バー空間」。これは、ホテルの様に客をもてなす為である。しかし、このように細かく分けると狭さを強調させてしまうが、全ての空間に間仕切りを設けず、ドレープカーテンを空間の端から端まで、緩やかなカーブでつなげることにより、５つのシチュエーションを一つにまとめた。幾つかの空間をコンパクトにまとめても、空間の”貫き”をつくることにより、心地よい広がり感のある空間となった。